子どもの受験合格時や卒業時など、保護者の立場として担任の先生にお礼を伝えたいとき、手紙を送る方法があります。
しかし、手紙に慣れていない場合、以下のように悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
この記事では、担任の先生へのお礼の手紙を書く際のポイントについて解説します。
お礼の手紙を書く際の不安を解消して、先生に感謝の気持ちを伝えましょう。
お礼の手紙を書く際の基本構成は、以下のとおりです。
形式ばった手紙では、時候の挨拶を書く場合もあります。
ただし、時候の挨拶は必須ではありません。
あくまで担任の先生宛のような、比較的距離の近い相手であれば、上記3つのような構成でも良いでしょう。
以下では、それぞれの書き方のポイントについて解説します。
書き出しは、基本的に以下の2つを書きましょう。
基本的に、要件がわかりやすいように、感謝の気持ちを書き出しに持ってきます。
たとえば「この度はお世話になりました」であれば感謝の手紙、「この度は大変ご迷惑をおかけしました」であれば、謝罪の手紙だとすぐにわかります。
このように、まず「何のための手紙」かわかるような書き出しにしてください。
本文では「何についての感謝なのか」を書いてください。
たとえば「この度はお世話になりました」だけでは、どの件について感謝しているのか伝わりません。
1年間を通した感謝を伝える場合は、とくに記憶に残っているエピソードが良いです。
まとめでは、まず再びお礼を伝えてください。
改めてお礼を伝えた上で、以下の2つを書きましょう。
当然ではありますが、最後に署名も忘れないでください。
自分の名前だけではなく、子供と親、どちらの名前も書いておくと親切です。
担任の先生へお礼の手紙を書く際のポイントは4つあります。
4つのポイントを押さえて手紙を書けば、より感謝を伝えられる文章になるでしょう。
また、あまり堅苦しくなりすぎないように注意してください。
まじめな文章も大切ですが、自然に感謝の気持ちを伝えられる文章が良い場合もあります。
改まりすぎず、素直な気持ちを書きましょう。
「先生に失礼がないように書く」のも大事ですが、堅苦しく形式的な文章になると、気持ちが相手に伝わりにくいです。
また、担任の先生との距離感も関係します。
よく相談するような仲であれば、それほど形式ばった書き方でない方が、気持ちが伝わりやすいです。
先生とのどのようなエピソードに感謝をしているのか、具体的に書きましょう。
具体的なエピソードを盛り込むことで、より感謝が伝わります。
たとえば、以下の2つを比べてみましょう。
前者でそのまま手紙が終わってしまうよりも、後者の方が感謝が伝わりやすいです。
手紙は、読みやすい綺麗な文字を意識して書きましょう。
どれだけ気持ちを込めた手紙でも、文字が読みづらいと意味がありません。
綺麗な字ではなくとも、読みやすい字を意識してください。
どうしてもうまく字が書けない場合は、代筆を利用するのも良いでしょう。
担任の先生であれば、手紙のマナーをそれほど気にする必要はありません。
たとえば、謙譲語や尊敬語を使いすぎると堅苦しい文章になってしまいます。
もちろん謙譲語や尊敬語、マナーも大事ですが、ときには素直な文章も喜ばれるので、必ずしもマナーを守った方が良いわけではありません。
相手との関係性に合わせて、手紙の内容を考えましょう。
担任の先生へお礼の手紙を送るタイミングは様々です。
よくあるのが、子どもが受験に合格したとき。
お世話になった担任の先生へ、合格の報告と共に感謝を伝えます。
しかし、その他にも、担任の先生へ手紙を送るタイミングはいくつもあります。
それぞれのタイミングで必ず手紙を送らなければいけないわけではありませんが、担任の先生へ感謝を伝える際には、上記のタイミングを参考にしてみてください。
先生へのお礼の手紙は、真心がこもったたった一つの贈り物です。
あまり堅くなりすぎず、ありのままの自然な気持ちを伝えてください。
また、手紙で感謝の気持ちを伝えるときには、読みやすい丁寧な字で書くように気を付けましょう。
もし上手に字が書けない場合や字に癖があるなどの場合は、ご相談ください。