入試や資格受験は、1年に1回もしくは数回とチャンスが限られているビックイベントです。
しかし、願書に不備があると受験できない可能性があります。
願書を書くときには注意を払って書かなければなりません。
今回は願書の書き方についてまとめました。
願書の書き方や提出方法を確認して、受験の準備をしましょう。
願書の書き方には大きく分けて3つのポイントがあります。
願書は自分を表す重要な書類です。少しでもよい印象を受け手に与えらえるよう、書き方には十分注意しましょう。
願書は消えない黒のボールペンで書くのが基本です。
こすると消えるフリクションペンは使えないので注意してください。
また、書き損じをしないために鉛筆で薄く下書きしてからボールペンで書く分には構いませんが、必ず鉛筆は消しゴムで消しましょう。
清潔感のある髪型や服装で撮影された写真を使用しましょう。
制服は着崩さないのが鉄則です。
襟付きの白シャツを着用したり、ボタンはしっかり上まで留めたりしましょう。
前髪も短めにしてなるべく顔全体が見えるようにセットしてください。
また、願書には3カ月以内に撮影した写真を使用するのが原則です。
昔撮影した写真を使用しないように注意してください。
住所や学歴は略さず正式な名称で書きましょう。
願書は正式文書のため、省略は望ましくありません。
「○○高校」ではなく「○○高等学校」と記載するようにしましょう。
住所に関しても、同じ県内での受験であっても必ず都道府県から記入します。
市や区も省かず正式な住所を記載しましょう。
封筒の書き方は大きく分けて3つあります。
封筒は願書よりも先に受け手の目に留まります。
願書だけではなく封筒も正しく書いて提出しましょう。
受験する学校や資格によっては、送付用の封筒が願書に同封されている場合があります。
しかし、送付用の封筒がないときは、自身で封筒を用意し送付先を記入しましょう。
建物名や部署名などの宛先は省略せず正式名称で記入し、宛名の最後に「御中」をつけてください。
また、配達の際に雨に濡れてにじむのを防ぐため、油性の太い黒ペンでの記入が望ましいです。
封筒の宛名の横に「願書在中」「入学願書在中」などと朱書きして枠で囲みましょう。
朱書きをすることで書類を目立たせられます。
願書などの重要な書類を送る時には朱書きをするのが望ましいです。
封筒の裏面には、表書きより小さな字で自分の住所と名前を書きます。
住所の番地は「1-2-3」ではなく、「1丁目2番地3号」など、正式な住所表記を書きましょう。
数字は縦書きなら漢数字、横書きならアラビア数字です。
宛名が表面に横書きで印字されている場合は、裏面も横書きで記入します。
横書きの場合は、郵便番号・住所・氏名を右下に記入しましょう。
縦書きの場合は、左に寄せて郵便番号・住所・氏名を記入します。
縦書きであっても、郵便番号は横書きで、住所と氏名の上に書くので注意してください。
願書を出すときの注意点は大きく分けて3つあります。
せっかく正しく願書を書いても出し方を間違えれば受理されない可能性があります。
願書を出すときの注意点をしっかり押さえて提出しましょう。
願書を書いた後に抜け漏れや不備はないか、必ず再チェックしましょう。
自分でチェックした後は、親や先生など第三者に最終チェックをしてもらうのがおすすめです。
どうしても誰かに頼めない場合は、少し時間や日が経ってから確認することで冷静に願書を確認できます。
その場合は、あらかじめ余裕をもって願書を提出しましょう。
願書を送るときは、普通郵便ではなく、「簡易書留」か「速達・簡易書留」で送りましょう。
簡易は、郵便物の引き受けから配達までを記録しているため、配達状況の問い合わせができます。
また、郵便物をなくしたり、書類が破損したりした場合には差出人に賠償がなされるので安心です。
受験校によっては、簡易書留で願書を送るよう指定されている場合があるのでよく確認してから送りましょう。
願書を出すときには、提出締め切りに遅れないようにしましょう。
提出期限を確認する時に特に注意したいのが、「消印有効」と「必着」です。
「消印有効」は締め切り日までの郵便局の消印があれば問題ありません。
しかし、「必着」の場合、締め切り日までに書類が到着している必要があります。
よくある失敗は、「必着」を「当日消印有効」と勘違いしてしまうケースです。
どちらを指定しているのか、あらかじめ確認しましょう。
願書は正式文書のため、書き方にはマナーがあります。
願書の書き方を多少間違えたからと言って不合格になるわけではありません。
しかし、大きなミスがあると受験を受理されない場合があるので注意してください。
願書を記入する際には、あらかじめコピーをとって記入の練習をしたり、願書をもう一部取り寄せて置いたりと万が一の記入ミスに備えておくと安心です。
また、丁寧な字で願書を書けば、受け手の印象もよくなります。
記入するときには、誤字脱字に気を付けるだけではなく丁寧な字で書くのもポイントです。
代筆手書き屋では、願書の代筆なども行っています。
大事な願書だからこそ、丁寧で読みやすく、マナーを守った書き方で送った方が良いので、以下のように悩んでいる方は、ぜひご相談ください。
書体なども指定できますので、ぜひまずはご連絡ください。