「営業はノルマが大変そう」「大学で専攻していた内容を全然生かせない」という理由から文系は営業をやりたくない人が多いです。
しかし、文系には営業に必要な能力が備わっています。文系こそ営業に向いているといえるでしょう。
本記事では、文系が営業をやりたくない理由と文系が持っている営業に役立つ能力をご紹介します。
文系の人は本記事を参考にぜひ営業に挑戦してみてください。
文系が営業をやりたくない理由は大きく分けて3つあります。
営業は職種によってはノルマが厳しく、土日祝も休めない場合も多いです。
また、文系の場合は理系と違い自分が勉強してきた内容を仕事で生かせないため、やりたくないと思う人が多いようです。
営業職には「ノルマ」や「売上目標」がつきもので、営業成績が人事評価に影響します。
頑張りや過程はなかなか評価の対象とはなりにくく、メンタル面で消耗してしまう人もいるでしょう。
業種によっては、景気の変動に影響を受けやすく、自分の力ではどうにもならない場合もあります。
数字が落ち込むと、営業を辞めてしまいたいと思ってしまうようです。
文系とは、文学・歴史学・経済学・心理学という「人や社会についての研究が行われる分野」のことです。人の行動や思考・社会の動向などについての研究が行われています。
しかし、歴史学や文学など勉強したことを営業職で直接生かす機会はほとんどありません。
そのため、勉強したことを生かしたいと思う人は営業をやりたくないようです。
土日祝に出勤する営業職の人もいます。
BtoB(企業間取引)をしている業種は土日祝休みが多いです。営業先が土日休みであることが多いため、営業職も土日の休みが取りやすいのです。
反対にBtoC(企業対消費者間取引)と言われる個人を相手にしている業種は土日休みが取りにくいといわれています。個人に営業をする場合、相手が休みである土日に営業するためです。
文系が持っている営業に役立つ能力を3つご紹介します。
文系には文章を作るのが得意であったりコミュニケーション能力が高かったりと営業に役立つ能力が備わっています。
また、幅広い教養を持っているため、多少気難しい年配の顧客にも適切な対応ができるでしょう。
文系は文章を作るのが得意な人が多いです。
営業職では、相手に商材をわかりやすく説明する能力が求められます。
いくら良い商材でも、良さを相手に伝える力がなければ相手はそのサービスを求めません。
相手にしっかり商材の良さが伝わるよう、文章を組み立てる必要があります。
また、営業職では営業メールだけではなく、相手にお礼の手紙などを送る機会が多いです。
その際、相手に不快な思いをさせず真摯な気持ちを伝えられるような文章を作らなければなりません。文系は理系と比べて文章を作るのが得意なため、誠実な自分の気持ちを伝えられるでしょう。
文系は理系学生よりも研究室などにいる機会が少なく、バイトやサークルなど団体組織に属する人が多いです。幅広いコミュニティ、年齢層の人と接する機会も多いでしょう。
そのため、空気感を大事にし、人との距離をはかりながら上手にコミュニケーションをとれる人が文系には多いです。
コミュニケーション能力は、営業をする上で必要不可欠です。コミュニケーション能力が高い人は相手のニーズをしっかり聞き出せたり、相手に合ったサービスを提供できたりします。そのため、コミュニケーション能力が高ければ、営業でも結果を出せると言えるでしょう。
文系の学部では自分の専攻以外の授業も取ることが可能な場合が多いです。そのため、学生時代に自分の興味に沿って幅広い教養を身に着けられます。
幅広い教養を持っていれば、多少気難しい年配の顧客とも失礼なく話を合わせられます。
また、相手と商談中、商品の説明だけでなく営業相手の好きな話題で盛り上がれる可能性もあるでしょう。共通の話題があれば相手に親近感を持ってもらい、商材やサービスを受け入れてくれるかもしれません。
文系には営業を行う際に必要な能力が備わっています。
営業をやりたくないと思う文系の人もいますが、相手を惹きつける営業文やメールを考えるのは得意なのではないでしょうか。
その能力を活かせば、メールや手紙などの営業は成功しやすいです。
ただし、文章を考えられても文字を書くのは苦手な方もいるでしょう。
そのような場合は、代筆手書き屋までご相談ください。