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企業の周年祝いを贈る際のマナーとは?表書きやメッセージの書き方についても解説

企業の周年祝いを贈る際のマナーとは?表書きやメッセージの書き方についても解説

お中元やお歳暮にマナーがあるように、企業への周年祝いを送る上でも、知っておくべきマナーがあります。

どんなに喜んでくれるお祝いの贈り物を選べたとしても、マナーが欠けてしまっては、先方を嫌な気持ちにさせてしまいかねません。

この記事では、企業に周年のお祝いを贈る際のマナーについて解説します。

また、贈り物にそえるのし紙や木札の書き方、メッセージの書き方についても紹介するので、周年祝いを贈る機会のある人は参考にしてください。

 

周年祝いを贈る際のマナー

周年祝いを贈る際のマナー

周年祝いを贈る際のマナーについて解説していきます。

先方に気持ちよく贈り物を受け取ってもらうためにも、以下のポイントに気をつけましょう。

  • ・贈るタイミング
  • ・吉数年に贈る
  • ・赤い物はさける
  • ・大きな贈り物は事前に確認を取る
  • ・周年祝いに適した水引ののし紙を選ぶ

それぞれ詳しく解説していくので参考にしてください。

 

贈るタイミング

周年祝いの贈り物は、一般的に記念日の1週間前から当日までに相手に届くように手配します。
ただし、記念日にパーティーやイベントが開催される場合は注意が必要です。

パーティーやイベントがある場合は、当日は先方の迷惑になってしまう場合があるので、前日までに届くようにします。

パーティーやイベントであれば、会場にお祝い品を届けるのが一般的です。
その際は、贈り物の受付や保管期間など、事前に会場に確認するのを忘れないようにしましょう。

小さな物であれば、当日に持参しても問題はありません。

  

吉数年に贈る

周年祝いは、創業や設立から吉数に当たる年や、節目の年に行われるのが一般的です。

  • ・吉数年…1周年 / 3周年 / 5周年 / 7周年
  • ・節目の年…10周年 / 15周年 / 20周年 / 25周年など

「死」を連想させる4年目や、「苦」を連想させる9年目は、通常お祝いをしないので気をつけてください。

しかし、近年では年数を気にせず、毎年お祝いをしている企業もあります。

その場合は相手に合わせて問題ないので、事前に調べた上で対応しましょう。

 

赤い物はさける

周年祝いの贈り物を選ぶ際は、赤一色の物をさけます。

赤い色は「赤字」や「火災」を連想させるので、企業や店舗へのお祝いとしては不向きです。

「火」に関連するので、ライターやキャンドル、灰皿などもお祝いとしてふさわしくありません。

ただし赤と白のワインセットなど白い物と一緒にすると、「紅白」でめでたい印象になるので、組み合わせで贈る分には問題ないとされています。

「祝」の字に赤い字が使用されているのも問題はありません。

 

大きな贈り物は事前に確認を取る

贈り物のサイズが大きい場合や、スペースを取るようであれば、事前に相手に確認を取るようにしましょう。

周年祝いの定番にフラワースタンドなどがありますが、オフィスや店舗がそこまで広くない場合は、設置できないケースがあります。

フラワースタンドの場合は高さもあるので、搬入口に高さ制限があると、持ち込めないという事態にもなりかねません。

フラワースタンドに限らず、場所を取る大きな物は、贈って迷惑にならないか事前に確認しておくのが、ビジネスパーソンとしてのマナーです。

 

周年祝いに適した水引ののし紙を選ぶ

周年祝いであれば、のし紙は紅白か金銀の蝶結びの水引を選びましょう。

蝶結びには、何度も結び直せるという点から、「何度も繰り返したい」という意味が含まれています。

周年祝いの繰り返しとは、すなわち企業の発展を意味するので、贈り物をする際は、水引が蝶結びののし紙が最適です。

結婚などのお祝いに使われる「結び切り」は「一度きり」といった意味合いになってしまうので注意してください。

水引は「蝶結び」と「結び切り」、弔事などにも使用する「鮑結び」が基本の種類です。

この3種類から変化した結び方もあるので、間違えて選ばないようにしましょう。

 

周年祝いの表書きの書き方

周年祝いの表書きの書き方

お祝いで贈るプレゼントののし紙や、フラワースタンドなどにそえる木札の書き方について紹介します。

ビジネスシーンにおける贈り物は、のし紙や木札をそえるのがマナーなので、正しい書き方を知っておきましょう。

ここでは創業を参考例に用いていますが、「創業」「創立」「設立」はそれぞれ異なり、同日とも限らないので、何の周年なのかを確認して応用してください。

基本的な書き方と注意点について詳しく解説します。

 

のし紙の表書きの書き方

のし紙の表書きは、注意すべき点がありますが、書き方はそれほど難しくはありません。

上段(水引の上側)にお祝いの言葉を書き、下段(水引の下側)に会社名や店名(+代表者氏名)、個人から送るのであれば個人名を名入れするだけです。

お祝いの言葉の例[御祝]  [祝 ◯周年]  [祝 御創業◯周年]  [御創業 ◯周年御祝 ]

文字が水引にかぶるのはマナー違反なので、自身の社名や店名が長い場合は調整しましょう。
社名がアルファベットの場合は、カタカナに直して書くのが一般的です。

お祝いごとなので、基本的には毛筆か筆ペン、なければ黒のサインペンやフェルトペンで書きます。
薄墨やボールペンで書くのはマナー違反です。

 

木札の書き方

木札は、フラワースタンドや鉢植えを購入したお店で作成してもらうのが一般的ですが、基本的な書き方についておさえておきましょう。

木札は贈り物へそえるだけの物ではなく、イベントやパーティーに来場する人たちに対して、自社のPRもできるツールです。

木札の場合は、お祝いの言葉を赤字で書きます。
「◯周年」の入ったお祝いの言葉を用いるのが一般的です。
後は「先方の会社名(+代表者氏名)」(省略するケースもあり)と「自分の会社名(+代表者氏名)」を黒字でそえます。

先方の会社名と自分の会社名を記載する場合は、先方の会社か代表者氏名に敬称(様)をつけるのを忘れないようにしましょう。

 

周年祝いのメッセージの書き方

周年祝いのメッセージの書き方

贈り物にそえるメッセージの書き方について解説します。
よりお祝いの気持ちを伝えるための大切なメッセージですが、どう書いていいかわからないという人もいるでしょう。

贈り物にそえるメッセージは、長くならないように簡潔にまとめるのがポイントです。

お祝いをされる企業はたくさんのメッセージカードを頂くので、長いメッセージは先方にとって読む手間になってしまいます。

書く際は、企業にとって縁起の良くない言葉やネガティブな表現、赤字や火事を連想させる言葉を使用しないようにしてください。

企業のお祝いに不向きな言葉倒れる・かたむく・つぶれる・閉じる・流れる など

言葉選びに気をつけて、シンプルにお祝いの言葉と、今後の企業の繁栄を願う言葉を送りましょう。

 

心を込めて周年を祝いましょう

心を込めて周年を祝いましょう

贈り物をしっかり吟味して選ぶのも大切ですが、相手により喜んでもらうためには、マナーを心得ておくのが大切です。

贈り方や表書き、メッセージなど、さまざまな過程に配慮できれば、お祝いしたい気持ちがより伝わります。

相手に心から喜んでもらえれば、相手との関係性もより深まるでしょう。
1つの企業との関係性が良くなれば、新たなビジネスチャンスに恵まれる可能性も高まります。

マナーをおさえて、相手に喜んでもらえるよう、周年をお祝いしてあげてください。

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