ビジネスでの飲み会は、学生のときと異なり、守るべきマナーが多いです。
飲み会での基本マナーをおさえていると、上司から信頼されたり、気遣いができる人だと上司に印象づけられたりとメリットがたくさんあります。
今回は飲み会での基本マナーや注意点についてまとめました。
この記事を読んで、ぜひ基本マナーを押さえて飲み会に参加してください。
飲み会での基本マナーは7つあります。
以上の7つを押さえてマナーを守って飲み会に参加しましょう。
飲み会の時間は必ず守りましょう。
仕事終わりの飲み会であれば、仕事が立て込んでいたり、道が混んでいたりする場合もあるかもしれません。
しかし、時間に間に合うようにすることで「仕事を調整できるひとだ」「商談にも遅れず時間を守るだろう」と評価してもらえます。
飲み会の15分前には確実に到着できるよう、時間の調整を行いましょう。
飲み会のときに座る位置は下座が基本です。
下座は出入り口に近いため、下座に座る人は飲み物を下げたり、注文したりする役割を担います。
出入り口付近の席を確保すれば、気遣いができる人だと印象もよくなるでしょう。
新入社員の歓迎会であれば主役である新入社員が上座に行くこともありますが、まずは下座に座ってから、上司の指示を仰ぎましょう。
自ら上座に行くことはないように気を付けてください。
乾杯のときのグラスの位置は先輩よりも少し下げましょう。
気にしない方も多いですが、中には「自分より上で乾杯をするなんて失礼な後輩だ」と思う方もいますので、グラスの位置にも注意してください。
ワイングラスで乾杯する際にはグラス同士をぶつけないよう気を付けましょう。
ワイングラスは繊細な作りをしているため、割れてしまう可能性があります。
お酌をするときには片手ではなく、両手でお酌をしましょう。
上司の空いているグラスに勝手に注ぐのではなく「〇〇さん」と名前を呼んでお酌をしてもよいか確認するのが一般的です。
また、自分の歓迎会のときには「〇〇さん。新入社員の〇〇です。よろしくお願いします」と挨拶をしてからお酌の確認をするとより丁寧な印象を相手に与えます。
また、ビール瓶で注ぐときには銘柄を上向きにするのがマナーです。
細かな気配りをして「気遣いができるひとだ」と印象をつけましょう。
飲んでいるお酒の種類によってお酌の受け方が異なります。
飲み会で一緒になった上司や幹事には「本日はありがとうございました。とても楽しかったです」「ご馳走様です。とてもおいしかったです」と挨拶をしましょう。
特に新入社員の歓迎会など自分が主役の飲み会では、「本日はこのような会を開いていただきありがとうございます」などお礼を述べるようにしてください。
挨拶があることで、相手からの印象がよくなります。
時間だからといって勝手に帰らないように気をつけてください。
飲み会の翌日には必ず「先日の飲み会はありがとうございました」とお礼を述べましょう。
翌日にお礼を述べるまでが飲み会だといっても過言ではありません。
飲み会の後と翌日会った時を意識して感謝の気持ちを述べましょう。
直接会えない場合はメールで感謝の気持ちを伝えます。
お礼を述べたあとに「大変勉強になりました」と感想を伝えることで素直さが伝わり印象もよくなるでしょう。
飲み会での注意点は4つあります。
以上4つに注意して飲み会に参加しましょう。
コートやマフラーはお店に入る前に脱ぎましょう。
ほこりや塵を部屋に持ち込まず、おいしく料理を食べるためのマナーです。
衛生面でも気遣いできるように心がけましょう。
荷物はなるべくコンパクトにして下座に置くのがマナーです。
荷物が多いとお店の人の邪魔になってしまいます。
飲み会の最中に場所を移動する人がいる場合、足に引っかかる場合もあるので鞄の紐や持ち手はまとめて置くようにしてください。
足の裏で座布団を踏みながら座ったり、上に立ったりしないように注意してください。
もちろん座布団の上でスピーチするのもNGです。
座布団はお店の人からの厚意で置いてあります。その厚意に感謝するような立ち振る舞いをするよう心がけてください。
座布団に座る時は膝から入り、立つ時は膝からおりるようにしましょう。
料理を取り分ける際には、衛生面に特に気を付けてください。
髪を触った手でそのまま料理を取り分けるのはNGです。
必ずおしぼりで拭いたり、手を洗ったりしてから料理を取り分けましょう。
また、箸を逆さにして料理を取り分けるのは不衛生と言われています。
お店の人から新しく箸をもらうなど、周りの人を不快にさせないように心がけましょう。
社会人の飲み会では学生のときと異なり、守るべきマナーが多いです。
そのため、社会人になって初めての飲み会ではマナーがわからず不安な気持ちになるでしょう。
しかし、マナーは相手を不快にさせないように守るものです。
堅苦しいと考えずに「相手を不快にさせない」という意識で楽しむと良いでしょう。
楽しい時間を過ごした後は、上司や幹事に感謝の気持ちを伝えるのも忘れないようにしてください。
歓送迎会などの飲み会であれば、ぜひお酒の席で手紙を渡してみてください。
一通の手紙があるだけで、ただ楽しいだけではなく、感動の歓送迎会となるでしょう。
仲の良かった同僚や、お世話になった上司などに、しっかり気持ちを伝えるためにも、ぜひ手紙を活用してください。
手紙の文章が思い浮かばなかったり、文字が苦手で手紙を書けなかったりと悩んでしまう方は、ぜひ代筆手書き屋までご相談ください。