出産祝いの書き方｜水引や筆記用具の選び方も紹介

普段書く機会が少ないため、どのように書けば良いかわからない人も多いです。

そこで本記事では、出産祝いに最適な水引の選び方や出産祝いの書き方について紹介します。

• ・出産祝いに最適な水引の選び方
• ・出産祝いを書く時の筆記用具
• ・出産祝いのし袋の書き方
• ・出産祝い中袋の書き方

本記事を読んで、マナーを守って相手に喜ばれるようなお祝いを贈りましょう。

出産祝いに最適な水引の選び方

出産祝いには、紅白で「蝶結び（花結び）」と言われる水引が使われます。

蝶結びは結んだりほどいたりするのが簡単です。

そのため蝶結びには「何度でも起きて良いお祝い」という意味があります。

赤ちゃんの誕生は、何度起きても良いおめでたいお祝いです。そのため、出産祝いの水引は蝶結びが最適とされています。

一方、結婚式には「一回限りでいい慶事」を表す「あわじ結び」や「結び切り」の水引が使われます。

両者を取り違えると失礼に当たるため、しっかりと押さえておきましょう。

出産祝いを書く時の筆記用具

出産祝い用のし袋には、筆もしくは筆ペンを使用するのが一般的です。

筆で書くことに不慣れな場合は、サインペンでも構いません。

しかし、ボールペンや万年筆、鉛筆などは失礼に当たるため使用しないようにしてください。

また、薄い墨を使用するのは絶対にNGです。

薄い墨はお悔やみごとで使うのが一般的のため、縁起が悪いと捉えられてしまいます。

出産祝いの場合は、濃くしっかり書くようにしましょう。

出産祝いのし袋の書き方

出産祝いのし袋の書き方について2つに分けて説明します。

• ・表書き
• ・名前

両者ともはじめに相手の目につくため、お祝いの第一印象を決める重要なポイントです。

失礼がないよう、十分に注意して書きましょう。

表書き

出産祝いの場合は、「御出産祝」「御祝」と書くのが一般的です。

まれに「御出産祝」の四文字を「死文字」と気にされる方もいます。

「御出産祝」の場合は、「御祝」を中心に大きく書き、その右上に小さい文字で「御出産」と書くと良いでしょう。

名前

水引きの下にフルネームで名前を書きます。

夫婦連名で書く場合は、世帯主の氏名をフルネームで書き、左側にもう一人の名前を書くのが一般的です。
この時、左側に書く人の名前は「下の名だけ」で構いません。

また、職場で数名の連名で贈る時は、表書きの下に上司の人の名前を書き、以下左側に並べるのが正式な書き方です。

4人以上の大人数で贈る際には、ご祝儀袋の表の名入れ部分には代表者1名の名前を中心に記入し、その左側に小さい文字で「外一同（他一同）」と記入します。

別紙に名前を記入してご祝儀袋の中に入れておき、相手が「誰がお祝いをくれたのか」が分かるようにしましょう。

出産祝い中袋の書き方

出産祝い中袋の書き方について2つに分けて紹介します。

• ・表書き
• ・裏書き

中袋とは、お祝いのお金を入れるための袋のことです。

中袋にお金を入れてからのし袋に入れます。

住所や金額などしっかりと丁寧に書くようにしましょう。

表書き

中袋の表中央に、お祝いの金額を書きます。

金参萬円、金参萬圓など旧字体で縦に書くのが一般的ですが、難しい場合は普通の漢数字で書いても構いません。

また、中に入れる金額にきまりはありません。

結婚式の場合は、偶数の金額は「割り切れる＝別れる」という意味から包みませんが、出産祝いなら20,000円でも問題ないとされています。

裏書き

中袋の裏には、自分の名前と住所を書きます。

相手が中袋だけを取り出す時に「誰からの出産祝いなのか」がわかりやすくするためです。

基本的には、名前も住所も縦書きです。住所で使う番地などの数字に関しては、無理に漢数字にしなくても構いません。

また、漢数字は、旧字体でなく通常の漢数字で良いです。

中には、裏側に包んだ金額を記入する欄が印字されている中袋も存在します。

欄が印字されている場合には、表側に金額を書く必要はありません。

マナーを守って出産祝いを書きましょう

赤ちゃんの出産は、何度あっても良い喜ばしいお祝い事です。

しかし、その際に正しい書き方やマナーを守れていないと、相手を不快にさせてしまう場合もあります。

祝福の気持ちを伝えるためにも、ぜひマナーをしっかり身に付けてお祝いを贈りましょう。

また、お祝いをより豪華にするためには、手書きの綺麗な文字で届けてあげると良いです。

綺麗な文字で届けるときには、ぜひ代筆手書き屋にお任せください。