履歴書を書く際に多くの人が悩む「長所・短所」「性格」という記入欄は、自分の人柄を企業に伝えるために重要な項目です。
今回は、履歴書にある性格欄の書き方についてまとめました。
ぜひ本記事を参考にして履歴書の性格欄を埋めてみましょう。
自分の長所と短所を履歴書に書く理由は大きく分けて2つあります。
履歴書に書かれている「長所・短所」をみて採用担当者が何を判断しているのかをしっかりおさえ、効果的に利用しましょう。
採用担当者は、履歴書の「長所・短所」をみて企業とマッチしているか確認しています。
たとえば、営業志望にもかかわらず「人見知りが短所です」と記入すると、相手にマイナスな印象を与える可能性があるでしょう。
企業の仕事や社風で「何が求められているのか」を考え、マイナスになる短所は書かない方が良いです。
求められる人物像やスキルをあらかじめ確認し、長所・短所にミスマッチがないように書きましょう。
採用担当者は、自分を客観的に理解できているかもチェックしています。
自分の長所と短所を理解している人は、「自分と向き合っている」「自己成長できる人」という印象を与えられるでしょう。
一方、自分を客観視できない人は「自己分析ができない=自分と向き合っていない」と捉えられてしまいます。
「特になし」と書くと、「自分を客観視できていない」とマイナスに評価される可能性があるため注意してください。
好印象な長所・短所の書き方の順番は以下の順番で書くと効果的です。
先に結論から書くと採用担当者に長所・短所がわかりやすく伝えられます。
具体的に仕事でどのように生かせるのかを書くと好印象を与えられるでしょう。
長所と短所を書く際には、結論から書きましょう。
採用担当者は忙しい中で履歴書を見ています。
「長所:協調性がある」
など記号をつけて書くと見やすいのでおすすめです。
結論の次には具体的なエピソードを記入し、根拠を持たせましょう。
エピソードはプライベートや学生時代の体験でも構いません。
しかし、仕事関係の内容を書くと採用担当者がイメージしやすいでしょう。
最後の締めの文には、長所の場合は「仕事でどう生かせるか」を、短所の場合は「どう向き合うか」を書きましょう。
短所を自覚して改善しようとする意思を伝えるのが重要です。
長所を書く際の例文を3つ挙げます。
例文を参考にして、シンプルながらも印象に残り、説得力のある履歴書を作成しましょう。ぜひ自分の長所をうまく企業にアピールしてください。
私の長所は明るいところです。私は学生時代に野球部に所属しておりました。その際に、毎日基礎トレーニングを欠かさず継続していました。その取り組みが認められ、監督や部員との信頼関係を築き上げ、チーム全体のモチベーションアップに貢献できました。現職でもみんなでよい雰囲気で仕事ができるよう、部署問わず積極的にスタッフと会話を心がけています。
私の長所は協調性に優れているところです。前職ではチームメンバーや他部署と協力して、同時に複数の案件をこなしておりました。顧客からの問い合わせに対しても丁寧に対応し信頼されるよう努力して参りました。
わたしの長所は正確性のあるところです。業務を1日前倒しで進め、ゆとりを持って仕事をしています。そのため、ダブルチェックをしっかりでき、常に正確で丁寧な仕事ができるよう精進しております。
短所を書く際の例文を3つ挙げます。
短所には「短所とどう向き合っていくか」を書くのが重要です。
自分の短所もアピールポイントとしてうまく活用していきましょう。
私の短所は、優柔不断なところです。前職では、慎重な業務に評価を得てきましたが、複数ある意見を絞り込むのには時間がかかりました。そのため、何かを決断するときには明確な基準を持つようにしております。
私の短所は心配性なところです。細かいことが心配になってしまうので、常に計画的な行動を心がけています。前職では大まかな方向を考えてから企画内容を深掘りすることで時間を効率的に使えるようにしておりました。
私の短所は、緊張しやすいところです。現職では、緊張してうまく話せずプレゼンの際に企画の良さを伝えられないことがありました。そのため、事前に話す内容を熟考し、余裕を持って伝えられるようになるまで練習しております。
性格の書き方は履歴書で重要視されているポイントのひとつです。
内容次第で評価は大きく変わってきます。自分の性格を正しく理解し、履歴書で上手にアピールしましょう。
また、丁寧な字で人柄をアピールするのも重要です。読みにくい字での書類の提出は、相手の立場になって考えられない人、もしくは雑な人と判断されてしまいます。
代筆手書き屋では、手紙の代筆だけではなく、あらゆる文字をさまざまな書き方でお書きしますので、手紙やビジネス文書などの際にご活用ください。