たくさん字を書いているとつい姿勢やペンの持ち方が崩れてしまいます。
しかし、きれいな字を書くためには、姿勢やペンの持ち方が重要です。
この記事では、きれいな字を書くための正しい姿勢やペンの持ち方について紹介します。
この記事を読んで、ぜひ字を書く前に自分の姿勢やペンの持ち方を見直してみましょう。
字を書くときに意識してほしい正しい姿勢のポイントは4つあります。
手先でいくら文字のバランスや体裁を整えようとしても、姿勢が崩れていれば美しい文字は書けません。きれいな文字を書くために正しい姿勢をしっかり押さえましょう。
両足はしっかりと床につけて書きましょう。
自然とおなかに力が入り、自然に骨盤がまっすぐ起こせます。
そして、骨盤をまっすぐ起こし、背もたれにはもたれないように注意してください。
両足をしっかり床につければ、自然と背筋を伸ばした姿勢をとれるでしょう。
太腿の3分の2が椅子に乗るくらいの深さで腰かけましょう。
字を書くことに集中してしまうと前のめりになってしまう可能性があります。
イスに深く腰掛けることで、お腹と机の間は握りこぶし一つ分空けられるようになるでしょう。
字を書くときは肘をつかないようにしましょう。
利き手ではない方の肘をついて書くと楽ですが、体の重心が斜め方向に歪んでしまいます。
重心がずれると字も歪んでしまうので注意が必要です。
また、力を入れすぎてしまうと、身体の重心がずれて字が崩れてしまいます。肩の力を抜いて、上半身の重みのみを腕に預けるようにしましょう。
首は、顎と喉の間にわずかな隙間をいれるように傾けましょう。
隙間がないと首の後ろが完全にピンと張ってしまい、首や肩が疲れてしまいます。
顎と首の間が二重顎になるくらい隙間がない人は注意が必要です。
視界はゆったりと前に、目の前の人の背中が見えるようにしましょう。
正しいペンの持ち方のポイントは3つあります。
きれいな文字を書くためには姿勢だけではなく、正しいペンの持ち方も重要です。
指や手首の正しい使い方をしっかり押さえましょう。
親指と人差し指でつまみ、中指で支えるようにペンを持ちましょう。
三角形を作って持つことで、ペンを支える「親指」「中指」と、線を引く向きを決定する「人差し指」がうまく機能します。
ペンを「親指」と「人差し指」の2本でつまみ、その次に「中指」を添えると、スムーズに持てるのでおすすめです。
手のひらに卵が入る程度のスペースを空けてペンをゆるく持ちましょう。
ペンをゆるく持つことで手の動きが安定し、線をなめらかに引けるようになります。
小指と薬指を中指に添えるだけにすると余計な力が入らないのでおすすめです。
手首を机に固定して字を書きましょう。
手首を固定することで手が安定して文字を書けます。
手のひらの側面が机についてしまうと指の動きが制限されてしまうため注意が必要です。
正しい姿勢と持ち方を保つためのポイントは2つあります。
きれいな文字を書くためには正しい姿勢や持ち方を保つことが重要です。
正しい姿勢や持ち方を維持するためのポイントをしっかり押さえましょう。
目線は斜め前方、できれば60度くらいの角度で書きましょう。
この位置から字を書き始めると文章全体を確認できるため、バランスを確認して字を書けます。
指先のみに目線を合わせてしまうと、首が疲れてしまうため注意が必要です。
たくさん文字を書いているとだんだん目線がずれ、姿勢も崩れていきます。
その際は、目線やペン先ではなく紙を動かすようにしましょう。
紙を動かせば目線も姿勢も崩れず、整った字を書けます。
縦書きの場合は、紙を少しずつ上に移動させ、横書きの場合は、紙を少しずつ左に移動させて書くのがおすすめです。
きれいな字を書くためには、正しい姿勢やペンの持ち方が重要です。
また、目線や紙の位置にも注意すれば正しい姿勢やペンの持ち方を維持できます。
正しい姿勢や書き方を実践すれば、きれいな文字を書けるだけではなく書きやすさも実感できるでしょう。
今回の記事を参考に、ぜひ正しい姿勢や書き方を意識して文字を書いてみてください。
また、代筆手書き屋では、好みの字に合わせて手紙などを代筆いたします。
どれだけ学んでも綺麗な字を書くには時間がかかります。
今すぐに綺麗な字で文章を書く必要がある場合は、ぜひご相談ください。