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結婚式の招待状の書き方は?例文やマナーも紹介

結婚式の招待状の書き方は?例文やマナーも紹介

結婚式・披露宴への招待状は、マナーを理解して失礼なく書く必要があります。

この記事では結婚式の招待状の書き方やマナーについて紹介します。

  • ・結婚式の招待状を送るときのマナー
  • ・宛名の書き方
  • ・文面の書き方

この記事を参考に、結婚式の招待状を書く時のマナーやポイントをおさえましょう。

 

結婚式の招待状を送る時のマナー

結婚式の招待状を送る時のマナー

結婚式の招待状を送る時に守るべきマナーは大きく分けて3つあります。

  • ・招待状を送る時期に注意する
  • ・忌み言葉を避ける
  • ・句読点は使用しない

結婚式の招待状には独特のマナーがあります。

相手に失礼がないようマナーを守った書き方をしましょう。

 

招待状を送る時期に注意する

結婚式の招待状は、結婚式の2~3ヶ月前に発送しましょう。

結婚式の招待状には返信が必要です。
そのため、遅くても1ヶ月前には相手に届くよう早めに準備をするのがマナーです。

挙式日にすでに予定があっても日程調整できるよう、返信期日には余裕を持って発送しましょう。

 

忌み言葉を避ける

結婚式の招待状を送る時には忌み言葉に注意しましょう。

「離れる」「いよいよ」「切れる」など別れや再婚を連想させる言葉を忌み言葉といいます。結婚式などで使うと縁起が良くないとされているため、注意しましょう。

例えば招待状では「ご返信いただけますと幸いです」と再婚を連想させる「返」を使ってしまいがちです。「ご一報くださいますようお願いいたします」などと別な言葉で置き換えるようにしましょう。

 

句読点は使用しない

結婚式の招待状では、「区切り」を意味する句読点は使いません。

句読点を使う代わりに、1文字分のスペースを空けて書きます。

結婚式の招待状は、儀礼にのっとった文面でまとめましょう。

 

宛名の書き方

宛名の書き方

宛名の書き方のポイントや注意点は3つあります。

  • 宛名を書く前の注意点
  • 表書きのポイント
  • 裏書きのポイント

宛名には表書きと裏書きのそれぞれにポイントがあります。

縦書きにするか横書きにするかでも宛名の書き方が異なるので注意しましょう。

 

宛名を書く前の注意点

はじめに、宛名を書く前に注意点が3つあります。

  • ・ふさわしい筆記用具を選ぶ
  • ・差出人を決める
  • ・手渡しする場合の注意点

宛名を書く前に決めたり選んだりしなければならない点も多くあります。

注意点をしっかり押さえてスムーズに招待状を書けるようにしましょう。

 

ふさわしい筆記用具を選ぶ

招待状の宛名は毛筆や筆ペン、万年筆で書くのがマナーです。

横書きの招待状の場合は毛筆では書きづらい場合もあるので注意しましょう。

うまく字を書く自信がない場合は、パソコンの毛筆フォントを使用したり、代筆を依頼したりするのもおすすめです。

 

差出人を決める

差出人は、両家の親の名前で送るのが一般的です。

招待状の差出人は、主催者を意味するので、両家の親の名前で送った方が、フォーマルな印象を与えます。

しかし、最近では親に援助してもらう場合も差出人を新郎新婦にするケースが多いです。両家の親とよく相談して決めるとよいでしょう。

新郎新婦は、基本的に同じ名字・同じ住所で出しますが、姓が変わる方の名前に旧姓を添えます。

 

手渡しする場合

手渡しで渡す場合は住所を記載せず、氏名と敬称のみ書きましょう。

住所を書くと「偶然会えたから渡しました」という意味に捉えられるため、相手に失礼に当たります。

手渡しをする際には、記載方法に十分注意しましょう。

 

表書きのポイント

次に、表書きのポイントを紹介します。

【縦書きの場合】

  • 住所は長い場合2行に分け、2行目の頭は1文字下げて書く。
  • 切手は封筒の左上に貼る。
  • 名前は封筒の中央に、住所より1文字分下げて書く。

縦書きの場合の数字は漢数字を使用し〒マークは入れないのがマナーです。

【横書きの場合】

  • 住所は長い場合2行に分け、2行目の頭は1文字下げて書く。
  • 切手は封筒の右上に貼る
  • 名前は封筒の中央に、住所より1文字分下げて書く。

裏書きのポイント

最後に、裏書のポイントを紹介します。

【縦書きの場合】

  • 住所は長い場合2行に分け、2行目の頭は1文字下げて書く
  • 住所の頭と、名前の頭はそれぞれ同じ高さにそろえる

封筒のふたの部分が右側にくるように書くのがマナーです。

【横書きの場合】

  • 住所・氏名はふたの下にセンターぞろえで書く

 

文面の書き方

文面の書き方

文面の書き方を2つに分けて紹介します。

  • 基本構成を押える
  • 文面の例

招待状は基本構成に沿って作成するのがマナーです。基本構成を押さえた後、具体的な書き方をみてぜひ参考にしてください。

 

基本構成を押える

招待状の文面を書く時は基本構成を押さえて書きましょう。招待状の基本構成は以下の通りです。

  1. 1.頭語と時候の挨拶
  2. 2.招待の文面
  3. 3.結語
  4. 4.日付
  5. 5.差出人
  6. 6.結婚式の日時と場所
  7. 7.返信はがきの締切日

それぞれ詳しく解説します。

 

1 頭語と時候の挨拶

はじめに頭語を書きます。

頭語とは「拝啓」など招待状の頭に書く言葉です。
「拝啓」には「敬具」というようにセットで使う言葉が決まっています。

次に季節に合った時候の挨拶を書きましょう。
例としては、2月なら「立春の候」、8月なら「晩夏の候」などがあります。
結婚式当日ではなく、招待状を送る時期に合わせて選ぶのがポイントです。

2招待の文面

挙式について・出席を希望している旨を丁寧かつ簡潔に書きます。

3 結語

「拝啓」には「敬具」、「謹啓」には「謹白」など、頭語とセットになった言葉を書きましょう。

4 日付

日付は差出日を記載しましょう。詳細な日付ではなく「○月吉日」と書きます。

西暦ではなく和暦での記載が一般的です。

5 差出人

主催者であるふたりの名前を書きます。差出人が親の場合は、両家の親の名前を書きましょう。

6 結婚式の日時と場所

結婚式について記載します。必要な項目は日時と場所です。

日時には受付や挙式の開始時間を書きましょう。

場所は、会場名だけでなく住所や電話番号まで入れると親切です。

7 返信はがきの締め切り日

最後に返信の締め切り日を記載します。「誠にお手数ながら」と相手を気遣う言葉を入れると印象が良いです。忌み言葉である「返」を使わないように注意してください。

 

文面の例

拝啓 晩夏の候、皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます

さて 私たちは結婚式をあげることとなりました

つきましては皆様により一層のご指導を賜りたく

披露かたがた 小餐を催したく存じます

ご多用中まことに恐縮ではございますが

ぜひ ご出席をお願いしたく ご案内申し上げます      

                     敬白

令和〇年〇月吉日

                  (新郎姓名)

                  (新婦姓名)

          記

日時 令和〇年〇月〇日

   受付  〇時より

   挙式  〇時より

場所 〇〇

   住所〇〇県〇〇市〇〇

   電話番号 〇〇-〇〇〇〇

まことに勝手ながら

〇月〇日までにご一報くださいますよう

お願い申し上げます

 

大切なゲストに心を込めて書きましょう

大切なゲストに心を込めて書きましょう

結婚式の招待状には、「句読点を使わない」「忌み言葉を避ける」など独特のルールがあります。

皆さんに気持ちよく結婚を祝福してもらえるよう、マナーを守った書き方が重要です。

また、一人一人が大事なゲストであるということを頭において、書き方からも誠意が伝わるよう丁寧に招待状を書きましょう。

今回の記事を参考にぜひ、自分たちの結婚式に合った招待状を作成してください。

 

また、招待状は手書きで心を込めて一つひとつ書くのも良いでしょう。

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