外国の人が挨拶の手段の一つとして行っている「握手」。
外国では一般的ですが、日本ではあまりなじみがなく挨拶としては「お辞儀」をする人が多いです。
しかし、グローバル化が進み日本のビジネスシーンでも握手をする機会が増えています。
相手が外国の人、特に欧米系の人である場合は、握手を求められるケースが多いです。
日本人でも初対面で握手を求めてくるビジネスパーソンもいます。
日本人は握手に慣れていないため、とっさに反応できない人も少なくありません。
握手に戸惑い、相手に失礼だと思われるのは非常にもったいないです。
今回は握手のマナーについてまとめました。
握手のマナーを押さえることでビジネスシーンでの人間関係を良好にできます。
今回の記事を読んで握手のマナーをしっかり押さえてください。
握手は相手に抱く信頼感や愛情を伝え、互いに信頼関係を築くための手段として使われる挨拶方法です。
握手は明治時代以降に海外から広められた文化で、もともとは自分の利き手に武器を持っていないことを相手に示すための手段として使われていました。
それが徐々に「敵意がない」「相手への友好の証」という意味になったのです。
お互いの好意を示すために行われるため、拒絶するとエチケット・マナーに反する・敵意を持つと考えられるので注意してください。
ビジネスシーンで握手をする際に気を付けるマナーは3つあります。
握手もただ闇雲に行えばよいわけではありません。
正しいマナーを知っていると「この人は自分に好意を持っている」「マナーをしっかり知っている人だ」と相手から信頼されるケースもあるでしょう。
ぜひ、ビジネスシーンでの握手マナーを押さえてください。
ビジネスシーンでは、上司やクライアントのような目上の人から行います。
たとえ握手であっても「目上の方に何かを求めることは失礼だ」という考え方があるためです。
立場が下の人が握手を求める行為は失礼に当たるため十分に注意しましょう。
簡単な自己紹介を済ませてから握手をしましょう。
自己紹介の前にいきなり握手を求めると、不快に思う方もいるので気を付けてください。
また、日本では握手の前に名刺交換を始めに行いますが、海外では先に握手することが一般的なマナーです。
握手をする際は相手の目を見て、しっかりと握りましょう。
表情よく笑顔で行うとより相手に好印象を抱かれます。
相手の目を見ない弱々しい握手では好意が伝わらず、悪い印象を与えてしまうため注意してください。
ビジネスシーンで握手をする際のNGマナーは大きく4つあります。
相手に敬意をこめて握手をしたつもりが、NGマナーを知らず反対に悪印象を与えてしまう可能性もあります。
NGマナーの中には一見丁寧に見えるような行為もあるので、ここでしっかりおさえましょう。
握手をしながらお辞儀するのはNGです。
握手は相手の目を見て行う挨拶のため、お辞儀をすると相手の目をしっかりと見れません。
お辞儀はせず相手の目をみて笑顔で握手を行いましょう。
日本人の場合、握手の際についお辞儀をしてしまいがちなので注意してください。
男性が女性に握手を求めるのはNGです。
欧米ではレディーファーストの文化が根付いています。
ビジネスシーンで女性と握手する場合は、女性から握手を求めるのが一般的です。
男性は、女性に求められるまで握手を待ちましょう。
座った状態で握手をするのはNGです。
座っている時に握手を求められたら必ず立ち上がって握手をしましょう。
相手が立って自分だけ座った状態で握手をすると、相手を目下に見ているという意味になってしまいます。
相手に失礼だと思われないように注意してください。
両手で握手をするのはNGです。
一見丁寧に見えますが、相手からは「媚びている」「馴れ馴れしい」と思われる可能性があります。
しかし、ケースバイケースで、心から感謝して、自然と両手で行ってしまうものはOKです。
また、左手を相手の腕や肩、背中に添えるのはマナー違反とはなりません。
しかし、相手よりも上から対応しているように見えてしまうので、相手との関係性が築けるまでは行わない方がよいでしょう。
握手は両手ではなく基本的に片手で行うようにしてください。
握手は相手に自分の好意を伝えるために重要な手段の一つです。
握手をする際には、守るべきマナーやNGのマナーがいくつかあります。
日本人が行いがちな「お辞儀をしながら握手」「両手で握手」は基本的にはNGです。
「たかが握手」と思わずに、商談や挨拶の前にはマナーをしっかり把握しておきましょう。
今回の記事を参考に、握手のマナーをおさえ、ぜひビジネスシーンで役立ててください。
今回は握手について解説しましたが、取引先や顧客との信頼度を高めるには、オフラインの繋がりが大事です。
ビデオ通話より対面、メールより手紙など、やはりオフラインの繋がりは好印象を与えます。
代筆手書き屋では手紙の文章作成から代筆まで行っておりますので、取引先や顧客との信頼を高めるために、ぜひご活用ください。