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往復はがきの返信マナー|書き方・送り方・書き損じ

往復はがきの返信マナー|書き方・送り方・書き損じ

普段の生活ではなじみの少ない「往復はがき」。

冠婚葬祭や同窓会の出欠確認などで突然送られてきたときに、返信マナーがわからず悩む人も多いです。

今回は往復はがきの返信マナーについてまとめました。

  • ・往復はがきの仕組み
  • ・往復はがきの返信マナー
  • ・往復はがき等の書き損じをしてしまった場合

この記事を読んで、相手に失礼がないよう往復はがきの返信マナーをしっかりとおさえましょう。

 

往復はがきの仕組み

往復はがきの仕組み

「往復はがき」は、自分が相手にメッセージを送るための「往信はがき」と相手からの返事が欲しい時に利用する「返信用はがき」が1枚つづりになった便利な郵便はがきです。

往復はがきを送る際には、相手の宛先が表になるよう二つ折りにして投函してください。
返信する場合は、往復はがきを真ん中で切り離し、返信欄に内容を記載して送り返します。

往復はがきの構成は以下の通りです。

 

往復はがきを二つ折りにし、右開きにした場合

①相手の住所を記載する宛名面がある

②折り目を開くと、①の裏面には、自分から相手へのメッセージが記載できる

③見開きの左半分は、自分の宛名面が書かれている

④③の裏面には相手からから自分に対して返信内容を記載できる

 

往復はがきを真ん中で折らない場合

①片面には相手の宛名と、相手が自分に対してメッセージを書く面が並んでいる

②もう一方の面には、自分の宛名と自分が相手に対して伝えるメッセージを書く面が並んでいる

 

往復はがきの返信マナー

往復はがきの返信マナー

往復はがきの返信マナーは2つあります。

  • ・返信先敬称の修正
  • ・自分への敬称修正

往復はがきは差出人が敬称をつけて送ってくれます。
そのため返信する際には敬称の修正が必要です。
どのように修正すればよいか確認して、マナーを守った返信を行いましょう。

 

返信先敬称の修正

返信先である相手の名前の下には「行」と記載されています。
通常、差出人は自分の名前に「様」とは付けません。
「行」や「宛」と記載されているパターンがほとんどです。

返信する際には「行」を二重線で消しましょう。
そして、名前の下には「様」、会社や部署などのグループには「御中」と記載し直します。

相手に失礼に当たりますので「行」や「宛」のまま投函しないように注意してください。

 

自分への敬称修正

自分の名前の下には「様」がついていたり、名前や住所を書く欄には「御芳名」「お名前」「ご住所」と書かれていたり、自分が記載する欄にも敬称がついています。

それぞれ「様」「御」「お」「ご」の敬称部分を二重線で消しましょう。
自分への敬称を修正する際には特に何も付け足さなくてかまいません。

 

出欠等の回答方法

出欠を回答する際には、選択しない方を二重線で消しましょう。
さらに、選択する方には「御出席」「御欠席」の「御」の部分を二重線で消します。
また、前後に「喜んで」出席「させていただきます」など記載するとより丁寧です。

また、欠席の場合も「申し訳ありませんが」欠席「させていただきます」とするとよいでしょう。

また、厳かな内容については「御連絡をいただきありがとうございます」「〇〇様のご冥福をお祈りしたかったのですが、都合がつかず申し訳ございません」など、配慮の言葉を入れるのがおすすめです。

 

往復はがき投函時のマナー

往復はがきは、真ん中で切り離し返信用はがきのみ投函します。
往信面をつけたまま返信しないように注意してください。

返信は可能な限り早めに投函するのがマナーです。
特に締切が決まっているような場合は、日程に余裕をもって返信しましょう。

出席が難しいときは、いきなり返信はがきを送ると失礼になる可能性があります。

また、欠席する場合には電話かメールで欠席する旨の連絡を入れておきましょう。

連絡するときは、先にお祝いの言葉を伝えてから「欠席するかもしれない」「予定を調整して出席できるよう努める」ことを述べてください。

 

往復はがき等の書き損じをしてしまった場合

往復はがき等の書き損じをしてしまった場合

往復はがきを書き損じてしまった場合、対応方法は2つあります。

  • ・往復はがきを書き損じた場合の対応
  • ・往信面と返信面を逆に書いてしまった場合の対応

往復はがきは普通のはがきの価格と比べて高めに設定されています。
書き損じた場合、そのまま破棄するのは非常にもったいないです。
書き損じてしまった場合の対応方法をまとめたのでしっかりおさえましょう。

 

往復はがきを書き損じた場合の対応

書き損じた往復はがきは郵便局で1枚当たり「手数料10円」で交換できます。

手数料は10円の「現金」または未使用の「10円切手」で支払えます。

また、「返信用はがき」だけになった往復はがきは、通常はがきと同じ扱いになります。
通常はがきは1枚当たり5円の手数料で切手やはがきに交換可能です。
そのため、返信用はがきのみ交換する方法もおすすめです。

郵便局では書き損じはがきを交換するだけで、返金や換金はできませんので注意してください。

 

往信面と返信面を逆に書いてしまった場合の対応

誤って往信面と返信面を逆に書いてしまった場合は、印刷された切手部分の下の往信・返信部分を「返信」「往信」と書き換えて使用可能です。
訂正した往信面は表になる様に折って投函しましょう。

懸賞などで使用する場合には訂正して投函してもかまいませんが、受け取った相手によっては「失礼だ」と思われる場合もあります。
冠婚葬祭など慶事目的で使用する際には郵便局で交換してもらったほうが良いです。

 

往復はがきのマナーを守って気持ちを返信

往復はがきのマナーを守って気持ちを返信

往復はがきは郵送で出欠確認をする際などに非常に便利な役割を果たします。

冠婚葬祭や同窓会などフォーマルシーンで使われる機会が多いため、敬称修正や回答方法などのマナーをおさえて失礼がないようにしましょう。

返信はできるだけ早く余裕をもって行うとより相手に思いが届きます。

また、手書きの文字は書き手の人柄や性格を表します。

冠婚葬祭の返信をする際には、祝福やお悔やみの気持ちが伝わるよう丁寧に書きましょう。

今回の記事を参考に、往復はがきのマナーをおさえて、気持ちが伝わるような返信をしてください。

 

代筆手書き屋では、どのようなものでも文章の作成から代筆まで行っていますので、ぜひはがきや手紙を送る際に、ご活用ください。