ビジネスシーンにおいて、菓子折りは相手との関係を良好にするための必須アイテムです。
失礼がないようにマナーを守った菓子折りを選ぶようにしましょう。
また、菓子折りを渡すタイミングも重要です。
今回はビジネスシーンにおいて菓子折りを選ぶポイントや渡し方についてまとめました。
マナーを守った菓子折りを選び、良好な関係を築ければ今後の仕事もスムーズに進められます。
この記事を参考に、ビジネスシーンにおける菓子折りの選び方や渡すタイミングについてしっかりおさえましょう。
取引先に送る菓子折りの選び方について注意する点が2つあります。
取引先に菓子折りを送る際には、こちらの気持ちを伝えられかつ失礼に当たらない菓子折りを選ぶのが重要です。
取引先に贈る菓子折りの選び方のポイントをご紹介します。
菓子折りは、必ず箱に入っている物を選びましょう。
菓子折りは箱に入っているのが格式高いとされています。
バラ売りのお菓子や袋入りのものは避けてください。
現在ではお菓子の詰め合わせ全般を「菓子折り」と呼んでいますが、そもそも「菓子折り」とは、お菓子の「外箱」を指していました。
昔のお菓子は高級品で、重箱に詰めて贈っていたことに由来しています。
取引先に渡す菓子折りは個包装のものを選ぶのがポイントです。
包丁で切り分けるお菓子は手間がかかり面倒だと思われますが、個別包装だと食べたい時に食べられるので、相手の手をわずらわせません。
また、食べきれないときには、机の引き出しにしまえます。
菓子折りは受け取った側も食べやすく、大人数でシェアしやすい個包装のタイプを選んでください。
予算は菓子折りを贈るパターンによって異なります。
今回はこの2つのパターンにわけて解説しますので参考にしてください。
お礼やご挨拶の場合は「気軽な値段」の菓子折りを選ぶと相手の負担になりません。
渡す相手の人数にも配慮しながら、3,000〜5,000円程度の予算で探してください。
相手から喜ばれるようなしっかりとしたお菓子を選びましょう。
謝罪の場合は「少し高価でかしこまったもの」がベストです。
一般的な予算は5,000〜10,000円程度とされていますが、謝罪の程度によって調整しましょう。
しかし、あまりに高価だと逆に「物で解決するつもりだ」と思う方もいるため注意してください。
有名店のお菓子など、ある程度「格」が分かりやすい菓子折りがおすすめです。
また、お詫びの品に謝罪文やお詫び状を追加するとより相手に誠意が伝わりやすいでしょう。
物だけではなく、謝罪の気持ちを相手に示すのが重要です。
取引先へ菓子折りを渡す際に注意するマナーが3つあります。
取引先へ菓子折りを渡す際には、お菓子の種類だけではなく渡し方にも注意が必要です。
相手に失礼がないようにマナーをしっかりおさえましょう。
基本的には、相手が贈り物をしっかり確認できる環境で渡します。
早く渡そうとするあまり、受付など立ち話の場で渡さないように注意してください。
応接室などに案内され、お互いに軽く挨拶を終えた後がよいでしょう。
複数で顔合わせするときは、目上の人から相手側の目上の人に対して渡します。
菓子折りを渡すときには袋から出し、自分に正面を向けて確認し、向きを変えて両手を添えて「みなさんでお召し上がりください」と相手に渡します。
冷蔵が必要なものを渡すときにもこのときに一言伝えておくと親切です。
また、謝罪の場合の菓子折りを渡すタイミングは、相手が謝罪を受け入れたあとがよいでしょう。
そのため、無地の紙袋に入れて持参するなど、菓子折りが相手の目に入らないように配慮してください。
謝罪の菓子折りを断られた場合には、無理せずさっと持ち帰りましょう。
のし紙の有無は菓子折りを贈るパターンによって異なります。
のしや水引自体はお祝い事を連想させ、相手からよく思われない場合もあるためです。
仮に水引をつける場合には、過ちを一度きりにする、という意味を込めて、結び切りの水引を使うようにしてください。
ビジネスシーンにおいて、菓子折りは良好な関係を相手と築くために非常に重要な役割を果たします。
菓子折りを渡す際には「相手に失礼がないようにする」「喜んでいただく」という気持ちをもち、お菓子の種類だけではなくタイミングや渡し方にもしっかり気を配りましょう。
また、誠意を伝えるためにお礼文や謝罪文を追加するのもおすすめです。
手書きの文章は作成に時間がかかりますが、手紙を添えることでお菓子だけでは伝わりにくい誠意や尊敬の気持ちを伝えられるでしょう。
代筆手書き屋では、文章の作成から代筆まで行っておりますので、菓子折りを贈る際には、ぜひお役立てください。